今年は8月のうちから涼しい日が続き、毎年8月最後の土・日に行われる諏訪神社の祭礼も珍しく涼しい中で終了しました。秋の訪れも例年より早かったような気がします。お変わりありませんか?
この時期、夏の疲れからと、季節の変わり目の大きな気温差から、体調を崩される方が多くなります。「秋バテ」といわれていますが、何より予防が大事! 軽い症状のうちにお手当しましょう。
風邪でも早めに養生すれば、1~2服ですみますが、完全に風邪をひきこんでしまうと、最低でも5日以上快復にかかってしまいます。「予防が大事!」日頃から免疫力や自然治癒力をあげておき、病気にかかってしまっても、軽く済むように準備しましょう。風邪のひき始め、「風治散」や「清香散」も良く効きますし、松寿仙や紫華栄なども上手に利用してください。
ニュース 人食いバクテリア日本でも急増!
致死率が約3割、人食いバクテリアとも呼ばれ、手足のえ死を引き起こし死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者数が、過去最多になっている。(2015年8月25日現在284人) 8月25日朝日新聞デジタル
身の回りのあらゆるところに存在する「A郡溶血性レンサ球菌」 子どもがよく感染する細菌で、通常は発熱して収まるのが一般的です。大人もこの細菌で扁桃腺をはらし抗生物質で炎症は治まりますが、この炎症が治まらず短時間で症状が劇症化するのが、「劇症型溶血性レンサ球菌」で人食いバクテリアと呼ばれています。
感染した人の初期症状としては、細菌が体内に入り手足の痛みや腫れが伴い、発熱などをおこしたり、おう吐や筋肉痛などの症状がおこります。そして細菌が血液に流れ筋肉などを壊死させて多臓器不全などをおこしてショック状態になって発症してから短時間で死亡する例がふえています。
現在のところなぜ劇症化するのか、わかっておらず怪我をした場合にはきちんと消毒して病原菌がはいらないようにすることと、ほとんどの発症が30代以降の方で死亡例は高齢の方が多いようです。肝疾患や糖尿病、妊婦の方は特に注意です。
【予防するには】まだ感染経路や潜伏期間などわかっていませんが、感染予防に、手洗い、うがい、マスクの着用、怪我をした時は傷口をきちんときれいに洗いましょう!
免疫力が低下していると細菌感染したときに症状が進行するのが早いと言われています。日ごろから食生活や生活習慣に気を付けて、免疫力を高めておくことも予防対策として重要です。
- 手洗い、うがい、マスクの着用、傷口をきれいに洗う
- 免疫力を高める!
免疫力を高める食材
・にんにく ⇒ 硫化アリル類のアリシンに強い抗菌作用
・ヨーグルト ⇒ 腸内の善玉菌を増やし、免疫細胞の働きをよくする
・バナナ ⇒ 白血球の数を増やし、免疫機能を高める効果が
・にんじん、ほうれんそう、春菊、かぼちゃ ⇒ 豊富に含まれるβ―カロテンに抗酸化作用
・納豆 ⇒ サポニンが免疫細胞の餌になり、免疫力がアップ
免疫力を高める生活習慣
・睡眠時間をしっかりとる ⇒ 午後10時頃から6~8時間が理想
・軽い運動をする ⇒ ウォーキングなどの有酸素運動で ナチュラルキラー細胞が活性化
・よく笑う ⇒ よく笑うことでも ナチュラルキラー細胞が活性化